2006年12月
カタマランをヒールさせる?(その2)
12月になって風向きが変わり、パラオ・パシフィックリゾートのビーチでは、東の陸側から海に向かっての風になってきました。

私のヨット関連の仕事の一つは、ホビーキャットを使ってのレッスンで、セーリングしながら周辺のシュノーケリングポイント巡りや、ロックアイランドのガイドもしています。

カタマランのホビーキャットは安定がいいので、全く初めての人でも簡単なレッスンを受けると、自分で操縦できるようになってしまう、楽しい乗り物です。

なるべく多くの人にこの楽しさを知って貰おうと、パンフレットを作ったりしているのだけど、初めての人にはヨットは危険・難しいと思ってしまうのか、やってみようと思う前にちょっと高い敷居があるみたいです。

パラオ・パシフィックリゾートのビーチでも目に留まり易いように、機会をみてはテストセーリングを兼ねたアピールをしているのですが、効果というと?まだまだのようです。

そこで、工夫の一つは、一人で乗っているのでは何だかつまらなそうに見えるので、なるべく誰かを一緒に乗せて走るようにしています。
特に、それが子供であれば効果はさらに抜群です。

でも、そんなにヒマな人もそうそういないので、一人の時にはなるべく目立って、気持ち良さそうに見える乗り方をしています。

ホビーキャットだからできる乗り方もあって、これは実際にも気持ちいいのだけど、寝そべって舵は足で操作していると、顔は海面すれすれで、まるで水の上を滑空しているような感じです。
また、≪11月の(その1)≫のように不自然な傾きをさせて、ヨットを知っている人なら、”何やってるんだ”とでも言われそうな乗り方も。

もう一つの工夫は、このテストセーリングではビーチにいる人の気を惹くようにと、釣りのトローリングでは魚にとって目立つカラフルなルアーを使うように、Tシャツをいつもより少し派手目の明るい色にしています。
遠目には、オジサンではなくカッコイイ若いインストラクターが乗っていて、その人に教えてもらいたいと思わせる作戦も実行中です。