2007年1月
パラオの2輪事情
最近、道路を走っていて目立って多くなってきたのが自転車とバイク。
と言っても、今までほとんどなかったのが、よく見掛けるようになった程度。
強烈な日差しと、突然のスコールがやってくるパラオでは、以前は自転車に乗っているだけで珍しがられていました。
車は相変わらず増え続けていて、渋滞も多くなってきているので、このあたりで2輪の便利さに気付いて、また意外と流行に敏感なパラオ人なので、いまはブームになっているのかもしれません。

新車(中国製?)が並んでいるバイクショップもできました。
写真の新車のバイクは、そのバイク屋ではなくて工具屋さんのような所で売っているのだけど、最新のモデルのようだから近寄って調べてみたら、車体にはメーカー名とか何もなくて、店員に聞くと、「たぶん台湾製だろう?買うのだったら同じ値段だから隣のHONDAの原付の方がいいよ」と言ってました。

去年バイクを買った、HIROSHI君(パラオ人)とは時々すれ違うのだけど、ハーレーのようにも見える大きい車体からは似つかわしくない軽やかな排気音を残して走り去っていきます。
彼の同僚のASANUMA SENKICHI君(パラオ人)は、あれは中国製のおもちゃだと断定しています。

白バイもいつの間にかハーレー(本物)になっていて、この間グアムからハーレー数台がキャンペーンにやってきて、金髪の美女を後ろに載せて走り回っていました。

以前のHIROSHI君は後ろに反り返る様な堂々とした乗り方をしていたのにあのハーレー以後、今はなんだか元気がないような普通の乗り方になってしまいました。
そして、貸してあげるからいつでも乗っていいよと言ってくれます。
久しぶりのバイクは、やはり傾いてカーブを走り抜ける、車とは違う非日常的な感覚で爽快です。
ちなみにバイクでは傾くことを<リーン>といいます。