2007年3月
魔のカーブ2ヵ所
パラオの道路は海のすぐ傍なので、時おり車が海に飛び込んでいる風景が見られます。
海面からあまり高くないのと、水深が浅いので大怪我をすることはないようなのだけど、懲りないというか、またかという感じです。
この写真は、夕方通りかかったときのもので、近付くまでは、ちょっと変わったモーターボートだなと思ってました。
翌朝に通りかかった時は満潮で、完全に水没していたのだけど、4〜5人のアメリカ人が水中カメラで運転席に座っている写真を楽しそうに撮りあっていました。
私もその構図は昨日から考えていたのだけど、実行するには皆が見てるし、持ち主がいたらどうしようとかで、ためらっていたのに、さすがはアメリカ人です。

このあたりでは以前からしょっちゅう車が海に落ちていて、最近道路を改装して、落ちないように分厚いコンクリート壁もできたのに、なぜかそこだけ30メートル位途切れていて、そこから狙ったように飛び込むようです。
一ヶ月前にも通りかかった時に、落ちた車をクレーンで引き揚げていました。

もう一つ、魔のカーブと呼ばれる所があって、ここは上り坂の途中にあってあまりスピードも出していないのだけど、カーブが見た目以上にきつくて油断をすると道から外れて、ちょうど車が一台分すっぽりと入るような、深さが2メートル位ある窪みに突っ込んでしまいます。
この罠のような所には、パラオ人だけでなく、私の知っている日本人も2組はまっていて、3年位前には、落ちたばかりのフィリピン人の男女4人が車から必死の形相で這い上がろうとしているのを目撃したこともあります。

この二つの場所には共通点があって、一つは時間が金曜日の夜かその深夜で、もう一つは近くには飲み屋があることです。
パラオではまだ、お酒を飲んでも酩酊運転さえしなければ警察につかまることはないのだけど、もちろん日本人なら飲酒運転は止めて車は大事にしましょう。