2007年10月
不思議な食べ物・タピオカ
キャッサバとも言い、温暖な地方で栽培されている植物で呼び方や形体もいろいろある為に、パラオで食べる機会があってもよく知らない人も多いと思います。
まずたいていの人は、中華料理のデザートに出てきたりコンビニにあったりする、白いミルクの中に浮かんでいる半透明の丸いツブツブを思い浮かべます。
パラオのスーパーの陳列棚では、白い粉末だったり顆粒状で売られていて、YANOストアなどでは黄色いごぼうのような物を束ねている物だったり、葉っぱに包んだ棒状で中はお餅のようなものだったりといろんな形をもっています。

私も、畑に植えたらいいよと言われて、その場でヒョロヒョロと2メートル位に伸びている茎を4っつにぶつ切りしたのを貰い、言われた通りに斜めに突きさしておきました。
4ヶ月もするとかなり大きくなったので、いつ収穫すればいいのか聞いたら8ヶ月待てと言われて、地中ではどんな物になっているのか、たぶん売っているあのごぼうのような物だよ、とか想像を膨らませていました。
8ヶ月に近づいた頃、草取りをしている時に何か引っ掛かる物があるので引っ張ってみると、ずんぐりしたビール瓶くらいの黒い物体が出てきてビックリ!

早速、食べ方を聞くと、元々は芋系なので昔から蒸かして米の代わりの主食としていたようで、味は甘くないサツマイモのようです。
パラオ人は甘い物好きなので、ココナツミルクなどと一緒にすりつぶして餅状にしたタピオカ餅は一般に売られています。
そういえばキャッサバケーキと言うのを食べたことがあることを思い出し、フィリピンの友人に作り方を習って、試食でいろんな人に持っていくとかなり好評でした。
つぶつぶのタピオカミルクもそうだけど、お餅のようなようなちょっと不思議な食感も味わいの楽しみ方の一つです。