2010年10月
運転免許試験

数年前に更新日が過ぎてしまっているスプラッシュのパラオ人スタッフが、私の買った教則本を借りていきました

そろそろ誕生日が近付いたので、5年目になる運転免許証の更新に行ったら窓口で、もう切れていると言われて、よく見たら誕生日は9月末なのに更新期限は9月前半の日付けになっていて、どうもパラオの規則では誕生日の月ではあるけど前回に更新した日が更新期限になるようで、2週間ほど過ぎていました。
交渉はしてみたものの、どうしても試験を受けなければならなくなって、実技なら特に問題はないと思ったのに、ペーパーテストだけだと言われて、英語は読めないから日本語の問題用紙はないのかと粘ってみたのだけどダメで、結局翌日にテストを受けることになりました。

以前は、日本の免許証で運転できて、今でも短期間の滞在であればいいのだけど、居住している外国人はパラオの運転試験を受けて、免許証を取得しなければならないようになっています。
軽い気持ちで、免許試験もどんなものかと思っていたのに、それが英語での問題と聞いて大慌てです。
スプラッシュのスタッフ”J”の旦那はポリスマンなので、問題用紙のコピーは手に入らないのかと聞いてもらったのだけど無理と言われ、簡単な問題だけど一応教則本を買って勉強した方がいいとも聞きました。

PCC(パラオの短大のような所)のブックストアへ行って、5ドルで14ページの冊子を買って開いてみると、絵はなくて文字だけで、内容は簡単なことだろうと想像はできるのに、使われている単語は普段の会話には使っていない用語や言い回しで、一行の間に2度くらい辞書を引かなければならないこともあります。
いつもパラオ人と話しているのには特に困らないのだけど、それは英語ではなくてパラオ英語なのだと改めて実感しました。
しかも困ったことに、こういった会話には使わない単語はまったく頭に入っていかない、記憶できないことに、我ながら唖然としました。
辞書を引いて一旦覚えたつもりなのに、後でもう一度その単語が出てきたらまた辞書を引きなおさなければなりません。

この年になって、もう受験勉強をすることはないと思っていたのに、落ちたらかっこ悪いし、仕事にならないので、何十年ぶりかの試験勉強をして臨みました。

試験当日は場所に迷ったらいけないと思い、予定時間より早めにポリスステーションへ行ったら、20分も早いのにその場で問題用紙を渡されて、さっきまで警察官が座っていた椅子と机で一人だけで始まりました。

最初、50問の問題にざっと目を通すと、半分くらいが数字や文字を書き込む問題で、この方は一夜漬けの試験勉強のおかげでなんとかなりそうなのに、あとの○か×の問題の方が引っ掛けになっていることが多く、英語の理解力のない私には超難問です。
普通の英語力があれば15分くらいで終わるような問題なのに、1時間経ってもまだ15問くらい残して頭を抱えているのを見かねた警察官が横に来て、親切にも説明をしてくれます。
そして、あっそれが答えね、ということまで教えてくれて、やっと終わりました。
採点は86点で何とか合格できました。\(^O^)/


ロックアイランドが背景の運転免許証