2009年2月
US$20ドル紙幣
パラオでは独立国でありながら自国でお金を発行しないでアメリカのドルをそのまま使っています。面倒くさくなくていいですよね。
コインは1セント、5セント、10セント、25セントがあって、よく使うのが25セント硬貨。パラオにはジュースやタバコの自販機はなくて、飲料用の水の自動販売機では自分の容器を置いて25セント2個を入れると1ガロンの水が出ます。
それから1通話25セントの公衆電話があるのと、一般の家庭では洗濯機はなくて、一回25セント硬貨4個を入れるコインランドリーや乾燥機が並んでいるハウスがいたる所にあります。
1セント硬貨は流通が少ないのか、お店によってはお釣りが無いときに2〜3セントくらいならサービスだったり、スーパーでは代わりに飴を渡されることもあり、値段の設定もそうだけどいいかげんなものです。

日本で2千円札が出た時にはなんでと思っていたのだけど、パラオでは20ドル札が1ドル札に次いで多く流通しているようです。自分の財布の中もいっぱいあるように思っていたら、1ドル札と20ドル札が一枚だけで支払いのときに慌てることもあったり。
ほかに5ドル、10ドル、50ドル、100ドル札もあるのだけど、100ドル札は日本人観光客が日本で両替してきて持っているくらいで、普通に見かけることはありません。
今は銀行のATMで現金を引き出しているのだけど、最初にカードを作って引き出そうとした時に、暗証番号を入れて50ドルを出そうとしてもどうしても出なくて、聞くと機械は20ドル札の操作しかできないので40ドルか60ドルにしなさいと言われました。
ATM機がなくて窓口に行っていた頃、千ドル分もたいていは分厚くなって数えるのも大変な20ドルの札束でした。

パラオやアメリカ人にとっては20ドルという単位が使いやすくて便利なのかもしれないけど、日本の2千円札は今はどうなっているのかなあ。