2008年8月
シロアリ襲来
一年半くらい前の出来事。
ゲタ箱の前の床に白い砂のような物が散らばっているのに気が付き、掃除機で吸い取ってもまたしばらくすると落ちています。 サンダルに付いてきた砂にしては量が多いし、虫メガネで見ると丸い粒の顆粒状で食品のようにも見えるけどこぼしたこともないし、とりあえずその不思議な物体をビニール袋に入れておきました。
一ヶ月も経った頃、三階の住人の○○さんがゲタ箱をかかえて降りてきて、シロアリにやられてこんなになったから捨てに行くんだと言ったので、もしかしてこれ、とビニール袋を見せると、「間違いなくシロアリの糞、でもこれが出始めても3年は大丈夫だから」とあっけらかんに言われたときにはちょっとショックでした。
でも考えてみると自分の家具ではなくてアパート据付の物だし、正体が分かったことで、何週間かおきに出て来る白い粒の発生源の穴を探しては殺虫剤を注入する作業があってもそれほど気にしてはいませんでした。

アパートに蚊はあまりいないのだけど、一応すべての窓とドアには網戸を取り付けています。  ある日、テレビの前を蚊よりも大きな何かが飛んでいて、網戸が開いていて何処かから入ってきたのだろうと思ってよく見ると、網の内側に何匹も。
入ってきたのではなくて、どうも家の中で大量発生したらしくて、ついに成虫になったようです。
何日かおきに大発生するみたいで、シロアリ用の殺虫剤を買ってきて、出て来そうな場所に撒いておいたりするのだけどいつの間にか部屋の中を飛び交っています。
壁ではヤモリが活発に動き回り盛んに食べまくっていて、床では普段はいないアリが出てきて、死んだシロアリを行列を作って運んでいます。

日本だと大変なことだろうけど、ここでは普通のことなんだろうなと思いながら、ヤモリとアリも加わっての協同作業で日々戦っています。