2008年7月
スピード社のシュノーケル
今や、競泳水着では世界を席巻している話題のスピード社。
当然、競泳で使うゴーグルもあって、関連したグッズも人気です。
パラオでの必需品、シュノーケルやマスクにも機能性やデザインを競った各種の製品があり、スピード社のロゴの付いたセットをレンタルしている所もあります。
ところが、この格好の良いデザインなのに使っている人が、水が入ってくるから違うのに交換してと言ってくる人が続けて来た所に出くわしたことがあり、外観を見ても異常はなく、おかしいと思って実際に使ってみると本当に入ってきます。
それでよく見てみると、水抜きのバルブの形状がスマートすぎるせいなのか、段差がないために魚を目で追ったりして急に顔を向けると、バルブがめくれて水が入ってきます。
それからマスクのレンズはどんなに曇り止め液をつけてもすぐに曇ってきます。
普通は新品の時に、製造工程上に着いた油分が残っていて曇る場合があるのだけど、洗剤で繰り返し洗っても同じで、たぶんガラスの材質に問題があるのだと思います。

これを仕入れた担当者に聞くと、安かったから買ったけど、もう買い換えると言ってます。
MADE IN CHINAには間違いないのだけど、正規にライセンス生産されたスピード社の物なのか、まるっきりコピーで、ロゴまで正確に真似ているのか、ネットでざっと探しただけではこんないいかげんな物をスピード社が出しているのかどうかが分かりません。

でも、どちらにしても、初心者が使ってパニックを起こし、生命の危険があるかもしれない製品が存在すること自体に私は今かなり憤慨しています。