2008年2月
トローリング
魚釣りは好きな人と嫌いな人とに分かれるみたいで、特にダイバーは魚を観察したり写真に撮ったりするので釣上げてしまうことには抵抗があるのかもしれませんね。

釣りも趣味になってくるとどんどんはまっていくようで、どうしたら狙った魚が釣れるか、釣り道具の改良には時間を惜しまず、ルアーは新製品が出る度にどんどん増えていきます。
私は別に嫌いではないのだけど、道具に凝るほどではなくて、ただ美味しい魚が食べたいだけです。

ヨットのスピードはセーリングでもエンジンで走っている時でもトローリングには最適。
クルーズ中の移動の時にはたいていルアーを流してトローリングをしているのだけど、最近まったく釣れなくて、以前にはよく一緒に乗っていていつも釣り上げていたアメリカ人のジョンのヨットへ行き、道具とかルアーを見せてもらいました。
彼の道具は以前からそうだけど、普通では考えられないくらい太い釣り糸にルアーだけ。
潜水板とかヒコーキと呼ばれる、ルアーが水面をより目立つ動きをするための小道具とかも一切使いません。
私なんかは、人からのもらい物だけど結構いいロッドやリールも使い、釣り糸も魚には見つかりにくいようにと考えた細いのを使っているのに。
それから彼が、これだよと言って出してきたルアーは私がいつも使っているのよりも3倍くらい大きくて、ジョンのいつもの冗談だろうと思ったほどです。

早速、こんな大きなルアーなんかでは魚も逃げるんじゃないかなと思いながら流すと、1メートル位のサワラがヒット。
やはり釣りは運だけではないし、いい道具だけでもないみたいですね。